金×黒 の美し-上野東照宮
前記事で思い出したので
5年前に行った東京上野について。
5年前の記憶はフォトを見ても曖昧で『法隆寺-祈りとかたち展』をやっていて上野公園へ行ったのだろう...と思う。
公園内「春ぼたん祭」案内旗をみて、花を目当てに入ったら上野東照宮だった。
目次
すると、江戸建築の神社修理工事(5年間)が終って ちょうど お披露目されていた。
キンキラキーン!の真新しい美しい建造物を拝見した。
2014年(平成26年)から公開。
2014. 05 上野の空
上野東照宮
現存する社殿は1651年(慶安4年)に三代将軍・徳川家光公が造営替えをしたもの。造営替えに際し約250基の灯籠が全国の大名から競うように奉納されました。
公式HPから
透塀の彫刻
透塀(すきべい)
1651年建築。国重要文化財。
向こう側が透けて見えるので この呼び名があります。
社殿の東西南北を囲んでおり、上段には野山の生き物と植物、下段には海川の生き物が計250枚、約90種類彫られています。鳥や獣の他、蛙や貝、鯰、昆虫などの珍しい彫刻もあり、実写的なものから大きくデフォルメされたものまであります。
これらの彫刻は創建当時、極彩色であったと思われますが、その後の修理で弁柄漆で上塗りされたと考えられています。
境内案内より
拝殿料を支払い内に入ると、透塀と楠。
〈氣〉もの凄かった!
御神木 大楠
幹周囲約8メートル、高さ約25メートル、樹齢約600年。
東照宮創建以前から、この地を見守り続けている上野の祖木。境内案内より
平成21~25年(2009-2013)の保存修理工事では江戸創建当時の姿を蘇らせるために全ての彫刻に彩色を行いました。
生彩色とはまず金箔で彫刻を覆った上から絵具で彩色を行う豪華な彩色方法です。絵具は創建当時と同じ岩絵具を使用しました。
彫刻の形から動物の種類を推察し、当時の彫刻や絵から どのような色で描かれていたかを調査し、有識者間での検討を重ねて色を決定し彩色がなされました。
境内案内より
金+黒 美美美
文様くっきり蘇って。
なぜか他に人がいない時だった。
うわーっ緊張した記憶が。思わず参拝した。
社殿(本殿・幣殿・拝殿)国重要文化財。
ひとつ入った中は静寂に包まれていた。
人は ちらほら来た。
唐門(唐破風造り四脚門)
こちらは中に入らなくても見える門
門の内側なので拝殿に入って見ます〈訂正〉
諫鼓鳥
日本には一つしかない金箔の唐門である。
扉には梅に亀甲の透彫、門柱には左甚五郎作 昇竜(右)降竜の高彫、門の側面左右上部の松竹梅に錦鶏鳥の透彫など非常に精巧を極めたものである。境内案内より
昭和25年、国重要文化財指定
唐門・社殿・透塀・大石鳥居
唐門の頭貫木鼻かな?
次は唐門の昇竜降竜......つづく。
読みに来てくださりありがとうございます。ヨロシャン